コンサルタント日記
絵本作家誕生
40年来の旧友から電話があった。初めて制作した絵本が、印刷会社から届いたから見て欲しいという。彼とは長い付き合いだから、彼の幸も不幸も見てきた。メーカーの宣伝部で、グラフィックデザイナーとして、溌剌と働いていた彼は、10年前、不幸に…
変化はチャンス
春は人事異動の季節。中国・上海に、来月赴任するというA君が、先日、挨拶に来た。そして昨日は、3年の海外駐在を終えて帰国した、B君と会った。いずれも30代である。彼らは、会社の人事異動で、初めての海外赴任だっただけに、知らされた当初…
バランスという課題
中国のデザイン系大学は、約450校あり、毎年の卒業者数は約10万人。そのほとんどが、国公立の総合大学だ。デザイン専攻は、総合大学のなかの芸術学部、美術学部、理工学部、教育学部、工学部などに属している。なお、美術の単科大学は少なく、1…
気になる中国・上海
先週行った、上海市内の街角風景。来春開幕の「上海万博」は、不景気風を吹き飛ばせるか。上海の人口は、1,850万人で、北京より300万人多いのだが、さらに、重慶という3,000万人を越える巨大都市もある中国。上海市内では、一日三交代…
プロの販売員を見た
先日、所要で田舎に帰る際、特急電車の中で、すばらしい女性車内販売員を見た。中年の方とお見受けしたが、売り子さんとしてのパワーが際立っていたのには驚いた。まず、声が通るので、販売のワゴンが来たことがはっきり、すぐに分かる。車窓の風…
花粉症とデザイナー
春の一大イベントといえば、お花見。すでに、お花見の計画を立て始めている人も多いのではないか。しかし、この季節、花粉対策でマスクをしている多くの人を見ると、マスクしてお花見という、どうも絵にならない光景を思い、なんとなく気分も晴れない…
デザインと哲学
快晴の土曜日、地域振興に燃えているベテランデザイナー・F氏ともう一人の友人とで、知る人ぞ知る、一世を風靡した西田哲学の西田幾多郎博士の終の棲家を訪ねた。江ノ電の稲村ヶ崎駅下車、徒歩5?6分のところで、1945年まで12年間住んでいた…
宝塚の魅力
不景気風を吹き飛ばすような、宝塚のディナーショーを見た。きらきら輝く派手な装いのR嬢は、きらめく舞台で、まるで天使のような顔で、歌い、踊っていた。その名も「GLITTER」というショーだった。若い女性ファンであふれる観客席から見る彼…
北京のデザイン教育事情
36歳の北京のビジネスマンと、日本のデザイン関係者とのミーティングに参加する機会があった。彼が、一番興味を示したのは、日本の先端デジタルデザイン事情だ。それを中国に紹介したいとのことで、すでに北京で、そうした特殊な専門学校を設立し、…