「失敗学」が社会に定着して久しい。
工学院大学教授の畑村洋太郎さん(65)は、その創始者である。
負のイメージが強い失敗学が世に受け入れられたのはなぜだろうか。
「大学の講義中に、うまく物を作る方法を話してもつまらなさそうにしている
学生がが多いのですが、うまくいかなかったやり方、つまり失敗の事例を
紹介するととたんに熱心に聞き入る。失敗にはそうなった理由があるはずだから、
それを探ろうと学生たちは熱心になったのです。失敗には何か人をひき付ける
ものがあるのですね。」
(日経新聞12月18日付夕刊より抜粋)
いまこれを読んでくださっている方の中には
「転職の失敗は人生に傷をつけるのでは?」と考えて躊躇してしまい、
思いきった転職ができないままの人もいるかもしれないが、
果たしてそうだろうか。
デザイナーに限らず、嫌いな仕事、納得のいかない仕事は、
お金のためと割り切ったとしても、続けるのは非常に苦しいものだ。
人生は一度きり。何でもやみくもに好きな世界に飛び込めというのではなく、
先人の「転職の失敗学」から学んで事を運ぶのも人生の知恵というものだろう。
来年、弊社サイトのリニューアルを予定している。
これを機に「転職の失敗学」もテーマとして取り上げ、
より良い人生のために、より良い転職を考えてみたい。
乞うご期待。
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