久しぶりに北陸の実家近くの温泉宿で、仲間とお花見、ちょっと骨休めした。
その温泉郷は、関西や名古屋の奥座敷とも呼ばれたこともあったが、
今はその面影もないのに驚いた。
露天風呂などの豊富なお湯は昔と同じだが、
街には観光客がいないのである。
写真で見るように、土産物屋が、いつのまにか自動販売機の「店」に変身していて、
その風景が、そのままこの街の歴史、さびれをさらけ出している。
駅前商店街や駅前旅館がすたれたように、全てホテル・宿で用が足せるようになり、
街中を散歩することもなくなったからのようだが、
昔の賑わいを知っているだけに寂しく思った。
それにしても、温泉郷の名の下に、必要だからとはいえ、
自動販売機が、つぶれた店先に羅列されるだけ、というのは頂けない。
もう少し街並みの美観を整える配慮が、店主や行政にあっていいように思った。
せめて、つぶれた土産物屋の看板を外し、新しい自動販売機デザインや
街並みの提案があってしかるべきだろう。
ここでもデザイナーの活躍する場が有り、デザイナーのアイデアが生かせれば、
もっと、温泉郷の街並みの美観が保たれるのに、“惜しい街”だと思った。
誰か、アイデア提案しませんか?
(K.K.)
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