最近、改めて、世界のデザインの健在ぶりを、
二人のデザイン関係者から教わった。
一人は、ロサンゼルス在住で、デザイン研修所経営者であるA氏。
彼は、「ミラノ・サローネ」を見て感激したと、
600枚もの家具や照明器具の写真とともに便りをくれた。
そして、もう一人は20代後半のB君。
彼は、展示会場のブースの説明員としてアルバイトしながら、
イタリアをはじめ、世界のデザインを見てきて、
商品企画からデザインの世界をも目指したいと話していた。
A氏は、コモ湖のほとりで宿を取り、ミラノの会場に毎日足を運んだというから、
ミラノ周辺の観光まで含めた「ミラノ・サローネ便り」だった。
中でも、彼は、イタリアの高齢のデザイナーのデザイン力、
基本に基づく家具や照明器具の造形力には恐れ入ったと、褒めちぎっていた。
そして、米国や日本のデザイナーには無い、確かなものを見せてもらったという。
会場には、アジア、特に中国のデザイン関係者が多く来ていたとも話していた。
A氏やB君の話を聞きながら、時には充電の意味も含めて、
ミラノ・サローネに行ってみたいと思った。
デザイナーを志すなら、イタリアデザインからは、
今後も目を離さない方が良さそうだと思っている。
(K.K.)
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