専門職で経験年数が豊富な、いわゆるベテランデザイナーの転職が
ままならない時代に突入した、とは人材コンサルタントの弁。
以前は引っ張りダコで、大学や専門学校の先生に転職できたが、
この不況は学校をも直撃、先生の職がおいそれとはないのが現実だ。
先生のリストラも始まっているから、ポジションも簡単には空いていない。
従って教育関係は期待できない。
一方、リストラをやりすぎたために中堅を求めている企業は、
2年や3年の経験者ではこころもとないと、7?8年の経験年数を求めてくるが、
その年数は企業では中堅で働き盛り、転職希望者を見つけること自体が難しい。
思うに、デザイン界も年功序列・終身雇用にとらわれず、
学歴問わずの実力主義を貫くなら、
どんどん経験年数豊富なベテランを登用するなど、
柔軟性をもった雇用体制を組むべきと思うが、どうだろう。
聞くところによると、若い人が自分より年上の人を
部下としては使いにくいということらしいが、
ベテランがだぶついている時は、お互いに仕事ができるという事で、
割り切ってチームプレーを試みたい。
もちろん、ベテランの謙虚なデザイン姿勢が問われる事は言うまでもない。
それには、若い管理職がベテランから学ぶことで成長するプログラムも考慮に入れた、
デザイン・人事政策が考えられると、なおいいであろう。
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