最近の若いデザイナーには、文房具やハンドバック等の
小物をデザインすることに憧れる人が多い。
中には、自分のブランドを持つという夢を抱く人もいて頼もしいが、
小物のデザインとて、個人で考える時代から、
プロジェクトとして開発する時代に移行しているようだ。
先日、「産学協同プロジェクト」名のシャープペンシルを買ってみた。
「W大のN教授と共同開発を進め、筋肉にかかる筆記具の負担を
徹底的に検証し、”卓越した安全性“を兼ね備えた
”疲れにくい筆記具”が誕生しました」
とのコピーと、ブランド名「産学協同プロジェクト」とあった。
キャッチフレーズにあるような良い物かどうかは、
半年ぐらいは使ってみないと分らないが、
開発は、学校とメーカーの共同作業の結集と見ていいだろう。
小物デザインとて、今後は、市場調査に始まり、デザイン、製造、
販売、流通など、多くのスタッフで開発が進められるからこそ、
若い時は、貪欲に各プロセスを学び、デザイナーとしての力を蓄えておけば、
いずれ、小物のデザインが出来ることになるかもしれない。
プロダクトデザイナーを目指すなら、チームワークの大切さは言うまでもない。
一個人だけでデザインできる時代ではないから、
常に「協調性」を求められていることを理解しておきたい。
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