日本人男性の20人に1人(5%)、欧米では12人に1人(8%)が
色弱障害者だということをご存知だろうか。
この調査結果を、私は、NPO法人カラーユニバーサルデザインの
伊藤敬氏の講演で知った。
因みに、日本人女性は500人に1人、欧米では200人に1人だそうだ。
色弱障害があると何に困るかというと、携帯などの充電ランプや
パイロットランプの色を見分けるのが難しいことや、
買い物時の価格票に、赤などで税込価格が記されていても読み辛いらしい。
さらに、一言で色弱障害といっても、5?7段階の個人差があるというから、
各自の見え方が全部違うのだそうだ。
このように、本人も色弱障害があり、東大の准教授をしながら
NPOの活動をしているという伊藤氏から、貴重な経験談を伺った。
東京の地下鉄路線図も、前述のNPOが監修、
色弱障害者にも見やすくなったというお話を聞きながら、
数字が沢山入り、色が多く、このような複雑な路線図を車内で見ることは、
健常者でも容易でない、まだまだ改良の余地があると思った。
カラーユニバーサルデザインの研究は、これからの若い人に期待したい
大きなデザイン分野であることを確信した。
(K.K.)
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