若者の読書、活字離れが言われて久しい。
そんな彼らは、辞書を手にすることも少ない。
まして今や、わざわざ電子辞書を持ち歩かなくとも、
携帯電話やパソコンで調べることが出来るから、何も不自由しない。
それなら、電子辞書は「絶滅」しかかっているのだろうと店頭を覗くと、
予想外にも、かなり新製品が出ているのに驚く。
(写真参照。右は1,000円代)
1,000円代のものから50,000円以上するものまであり、
購買層が広いことがうかがえる。
種類も、百科事典的なものから、漢字や俳句辞書のみというものもある。
最近は、ボケ防止に最適と謳う辞書もあるとかで、
地味な商品戦略合戦が行われている世界でもある。
商品にも寿命があるし、電子辞書も、もう20年以上の歴史があり、
成熟期を迎えているのだろう。
電子という名のつく、この世界のデザインは、
デザイナーにとっては、アイデアの宝庫だ。
地味な電子辞書の世界も、時には覗くことを勧めたい。
(K.K.)
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