既にご存知の方も多いと思うが、柳宗理氏が今年の文化功労者に選ばれた。
朝日新聞では、『日本のインダストリアル・デザインのパイオニア的な存在として、
家具や自動車などの商品デザインを数多く手がけた。
後進の育成にも尽力し、発展に寄与した。』と紹介されている。
※柳 宗理(やなぎ そうり)87歳/日本民芸協会長
デザイナーの中には、柳さんの作品、特にその造形に惚れて
インダストリアル・デザイン界に入った人が少なくないと聞いたことがある。
それだけ影響力のあるデザイナーで、87歳にして現役、そして文化功労者に。
国家の成すこと、遅すぎる賞と言えども、受賞を喜び、祝杯をあげたい。
柳さんの作品には、有名なスプーンからバタフライの椅子まで、
“ローテク”の持つ良さがあふれている。
文明がハイテクになればなるほど、その良さは光り輝いているようで、すごい。
今世紀は“故きをたずねて新しきを知る”そんな時代であるということを
身をもって示されている柳さんの、今後の益々のご活躍を期待したい。
デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー