ロンドンで始まったインテリアデザイン見本市「100% DESIGN」。
その東京版「100% DESIGN TOKYO」が、神宮外苑絵画館前の
「東京デザイナーズウィーク」会場に隣接された巨大テントで
10/30-11/4まで開催された。
国内外から、およそ200のメーカーやデザイナーが出展し、
いまや東京では最も規模の大きいコンテンポラリー・デザインの
展示会のひとつだとか。
昨年につづき、その展示会を見に行った。
偶然、ブースの中で、大学の先生をしている友人と会い、
久しぶりに二人で話しながら見て廻る。
彼の関係している大学も出品している、
「各大学ストーリート・ファ?ニュチャー」展を特に関心を持って覗く。
デザイナーの卵たちは、いろいろと説明してくれるが、
思ったほど迫力のある作品にお目にかかれないのは、なぜだろう。
友人曰く、「文化祭の延長だね」と。
なるほど、参加することに意義がある程度で、力が入っていない。
少し質問してみると、どの作品も、彼らの思いつくまま、
自由にデザインしたと言う。
過去の有名なインテリアデザイナーの作品に似たようなものがあり、
参考にしたのかと聞くと、文献・資料すら見ていないと悠然と答えるから呆れる。
ほかの分野と同じように、インテリアデザインも、歴史に学ぶことは多々あるのだ。
図書館で見てみてはどうかと勧めて帰路に着いたが、
デザイナーの卵たち、「しっかりね」と、思わずつぶやいた雨の日だった。
(K.K.)
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