デザインの歴史と未来に思う

先日、川崎市が開催している「かわさきデザインフォーラム」に出かけた。
今回は、市民ミュージアムの企画展「みんなのデザイン展」(12/16(日)まで開催中)の
一環として開催され、「かわさきデザインフォーラム」のテーマは、
昨年度グッドデザイン大賞受賞の三菱の軽自動車「i(アイ)」と
今後の電気自動車への展開についてだった。
まず、「みんなのデザイン展」を観覧。
50年の歴史を誇るGマーク商品から厳選された100点と、その時代背景を物語る写真、
ポスター、雑誌などが展示されていた。
また、「かわさき産業デザインコンペ」12年の実績を紹介する展示もあり、
川崎市の新たな魅力が紹介されていた。
(写真は、希少価値の文庫本)

その後の「フォーラム」では、軽自動車「i」の開発に携わった、
三菱自動車の現役デザイナーのお話を聞くことが出来た。
さらに、今後の電気自動車への展開は、自動車のスタイリングデザインが
大幅に変わることの示唆もあった。
ガソリンから電気に、エンジンからモーターに替わることで、
スタイリングが、いかようにも替わるという。
例えば、タイヤの中にモーターを入れる技術開発も行われているといい、
スタイリングデザインの夢がどこまでも膨らむ。
21世紀は、いい意味での「気になるデザイン」の分野の一つは、
間違いなく自動車デザインであり、この業界の革新からは目が離せない。
自動車には、どんな未来があるのか、そのことを考えるだけでも楽しい。
環境、安全、経済……いろいろな意味で、良い世紀になることを願う。
(K.K.)
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