転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第26回目は、「未来を描く表現力」です。
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昨今、セミナーを受講する機会が多いので、
プレゼンの良し悪しについて改めて考えている。
その中で、「東京都心の開発と環境共生型街づくりへの取組み」という、
大きなプロジェクトを手がけている、三菱地所の長島氏のプレゼンは、
説得力があって、すばらしく分りやすく出来ていた。
東京駅を中心として発展を続ける千代田区だけに、
将来の東京、そして日本をシミュレーションしながら、
歴史、文化を大切に、街のブランド価値を上げるための
したたかな構想が込められていた。
そして、説得力あるプレゼンの重要なポイントの一つは、
根拠となるしっかりしたデータがあり、実現可能な夢が、
ビジュアルでうまく表現されている、その表現力にあると思った。
職務経歴書も、「過去」のデザイン歴をただ記載するだけではなく、
ひとつでも、ふたつでも、デザインで成し遂げたい目標を掘り下げ、
夢の持てるデザイナーに成長したいという、
「未来」への願望が込められていてもいいのではないか。
転職には、希望や夢が必須。
何度も書いているが、職務経歴書ひとつにも、デザイナーの「表現力」が
見られていることを、くれぐれも忘れないで欲しい。
(K.K.)
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