私の友人に、実にマルチな人がいる。
彼は、グラフィックデザイナー、大学の先生、デザイン事務所経営、
それに物書きと、実に幅広く活躍している。
本の出版については、この数年、新書本から学術書を含め
年に3冊以上書き続けているのだから、すごい。
しかし、彼はそれを特にPRするでもなく、
執筆の合間に論文を発表している学者先生でもある。
その忙しい彼に、ある会のボランティア審査員を
お願いしたことがあるが、実にフットワークよろしく
手伝いをしてくれた。もちろん無償でだ。
その彼のことを、某国立大学の先生などは、
実績を残している同業者への「やっかみ」からなのか、
出る杭は打つごとく、批判していると聞いて呆れた。
一度入れば、定年まで大学の先生として勤まってしまうような、
時代錯誤もはなはだしい人達を、私などは哀れにさえ思う。
実力とは何か、実学とはいかなるものかを理解することなく
壇上から学生に講義だけしていたところで、
優秀なデザイナーは育つはずが無い。
そういう意味で、私は、国立大学の再編成に期待している一人である。
(K.K.)
デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー