格差社会

昨今、「格差社会」という単語が、世に蔓延しているようだが、
私は、好きになれない言葉だ。
転職もそうだが、何も努力しないで良い職場に行きたい、
それが出来ない社会は格差がある悪い社会だ、と決め付け、
文句ばかり言っていても、何も進歩がない。
先日、団塊世代でパソコンが出来る人は、
定年延長有りという制度がある会社の話を聞いた。
よく聞いてみると、携帯電話の出来る若い人よりも、
会社に役に立つというから、思わず笑ってしまったが、
なにやら、そこに真実も見える。
なぜなら、団塊世代でパソコンができるということは、
50代で習い始めて、5?6年の経験があるだけということになる。
つまり、それだけの努力をした人ということで、
定年延長の制度になったのだ。
年齢に関係なく、努力することは、報いられることなのだ。
クールに言えば、この社会で生きる限り、格差はつきものだ。
日頃の努力の積み重ねが、結果に表れ、何らかの差が付く。
格差社会を嘆く前に、すべきことは、ある。
芸は身を助くというではないか。
そんな努力が、報われる社会であって欲しい。
(K.K.)
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