インターネットの歴史

この5月に、岩波書店に一枚の感謝状が贈られたことを
雑誌『図書』で知った。
 『20年近くの長きにわたり、WIDEプロジェクトの
  最初のネットオペレーションセンターの運用をさせて頂けたことを
  心より御礼申し上げます。
 (中略)「知のインフラストラクション」となるまでに成長できたのは、
  貴社の大きな貢献によるもの』
との、感謝状だ。
贈り主は、WIDE代表で、日本の「インターネットの父」
とも呼ばれている村井純氏。
89年夏が、わが国のインターネットの黎明期。
登場から20年で、ここまで急速に進歩、発展、拡大し、
かつ、多くの人々にとって身近になったものは、
インターネットをおいて、歴史上、ほかに存在しないのではないかと思う。
近代医学は220年、建築は120年、デザインは70年という歴史。
一方、インターネットは、何とわが国においては、わずか20年の歴史しかない。
それが今や、インターネットなしでは、
一日も仕事が進まないようになったのだから驚きだ。
それが故に、良いこと、悪いこと、両方がある。
大きな犯罪まで生み出してきている。
それに比べ、デザインの世界は70年だから、
人間に例えると「ひとりの一生分」ぐらいで、まだまだ研鑽に励む世界だ。
今日もまだ、生き生きしたデザインが生まれ続ける、
すばらしい世界だと思っている。そう思いたい。
(K.K.)
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