デザイナーに最も必要な情報は、経営情報だろう。
経営者が何を考えているかが分かれば、デザインもし易いはずだ。
そういう意味でも、経営者の文言をしっかりと理解しておいたほうがいい。
「文言」と言ったが、正式な記者発表などで聞いたものでは遅い。
もっと前段階で知るべきだ。
先日、デザイン関連の講演会後の懇親会で、A社が、デザイン会社を
設立したと発表があり、その前途洋々たるプランを聞くと同時に、
デザイン会社B社が、来年、事業部に吸収合併されるという話題が出た。
新しく船出するもよし、港で波をよけるように留まるのもありで、
それは、経営者の舵取り一つなのだ。
それに振り回されないデザイン部門でないと、
腰をしっかりと据えたモノづくりには取り組めない。
できれば、デザイナーも、経営者と一緒になって、
これからの会社をどうしていくのか、プランニング仲間であればベスト。
反対に、経営者の舵取り一つで、リストラ感覚で
部門を吸収合併されるとなると、デザイナーは悲劇だ。
社内で、経営者の動向を察知したり、懇親会などで得られる文言から、
予知、予感、予兆等、考えることが必須。
デザイナーの必要条件と言えるだろう。
(K.K.)
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