年間、国内外から2,000万人の観光客を受け入れる、鎌倉市。
その玄関口、JR鎌倉駅にも、やっと観光案内が設置された。
「観光マップ」「観光ガイド」と書いても、やはり伝わりにくいようで、
タイトルは英文で、「KAMAKURA Tourist Information」。
コースごとに、神社やお寺の写真入りで、徒歩何分と記載、
裏には、約5-6時間コースと、わかりやすい地図まで付いて、
パンフレットは、もちろん無料。
あの分厚いガイドブックは要らない出来映えで感心した。
ところが、このサインボードは、普通の観光客が通らないところにあり、
設置場所としては、いただけない。
JRに限った話ではないが、広告が優先して、公共のインフォメーションは
言い訳程度に設置されていて、何とも腹が立つ。
一番大事な情報が、自社PRや広告看板に隠れているのである。
このボードの下に、「観光案内所は東口改札を出て右側にございます」
と日本語表示されていることにも、驚いた。
多様な国からの観光客を受け入れるには、
英文、中国語、韓国語も表示すべきだろう。
私たちにとっても、旅行者にとっても身近であるJRなどが率先して、
もっともっと、ユニバーサルデザインを取り入れていってもらいたいものだ。
(K.K.)
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