このところ、週一回ほど歯医者に通っている。
治療もあるが、歯垢除去等のメンテナンスの目的もあり、
先日は、ハミガキ指導も受けた。
しっかり全体を磨きましょうという模型を使った指導は、
小学生時代に教えられたことと同じで、苦笑した。
ただ、今回指導を受けてみて、昔の歯ブラシとは違い、
今は、電動歯ブラシを使っているから、簡単に歯垢が取れると
錯覚していたことに気づかされた。
あの電動歯ブラシの回転数などを考え、完璧だと思っていたが、
丁寧に磨き切れていないので、そんなに効果がなかったのだ。
そこで、薬局で探し出したのが、
「歯科医のハミガキ指導から生まれた理想型」
というキャッチフレーズの歯ブラシである。
形状はTスタイルブラシで、ドームカットが歯の裏側にもフィット、
歯垢を良く落とせます、とある。
はたして、キャッチフレーズの通りなのかと、
疑いながらも使い始めている。
この手の毎日使う道具・雑貨のデザインがしたいと、
あこがれるデザイナーは多いが、簡単なようで、一番難しい。
「磨く」という機能は同じでも、
値段は、100円から何千円もする電動歯ブラシまである。
上手に磨く決め手は、結局は道具ではなく、
使い手の磨き方だとしたら、ますます歯ブラシのデザインは難しい。
雑貨デザインの奥は深いのだ。
(K.K.)
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