パッケージには、『これから農業を担う、若い力が育みました』とある。
秋田県の農業高校で、授業の一環として作られた米らしい。
裏面には、
『お客様のご意見をお聞かせください。
このお米に対するお客様の率直なご意見を頂戴し、
生徒さんに、消費者の生の声として伝え、
少しでも稲作後継者育成のお手伝いになればと考えています』
と書かれ、販売会社の住所が入っている。
ここで、疑問が生じる。
秋田の高校が直接、「お客様の率直なご意見を頂戴したい」と
なぜ書けないのだろう。なぜ、販売会社が窓口なのか。
流通の問題があるにしろ、業者任せで、市場調査は出来るのだろうか。
高校生自らの手で、市場調査も行う。それでこそ生の声だ。
そのあたりを、なぜ高校で教えないのか?
『教育たんぼの米』というネーミングを眺めながら、
何が教育なのかと思った。
葉書やアンケート用紙一枚入っていないのも気になった。
(K.K.)
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