この日曜日に、わが小さな街の市議会議員の選挙があった。
ベニヤ板に、候補者のカラー写真がベタベタ貼り付けられた
「異様な看板」の中から候補者を選ぶという、あの原始的な選挙である。
自治体のデザイン感覚、全く無しと、今回も思った。
即日開票結果を見ようとテレビをつけても、報道していない。
一夜明けても、テレビでは、名古屋市長選挙の結果のみで、
マスコミは、小さな街の選挙結果など報じない。
朝刊は取っていないから、インターネットで検索して結果を知った。
もう少し知りたいと思い、通勤駅の売店で地方新聞名を告げた。
ところが、売り切れというのである。
売り子さん曰く、200部仕入れたが、朝一番に180部買い占めた客があり、
残り20部は、先程売り切れたというのである。
1人で180部読むわけでないから、恐らく、選挙結果を知らせる印刷物として、
PR用に新聞を購入していったのだろう。
一部100円だから、合計で18,000円。
売店で、領収書を出したかまでは聞かなかったが、
地方新聞の役割を考えさせられた。
こんな目的だけに使われるとしたら、新聞の未来は無い。
(K.K.)
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