嬉しい電話

もう、4?5年前になるだろうか。
ニューヨーク帰りの若いデザイナーA君を、
製造から流通、商社的機能までを持った中小企業・B社に、
ご紹介したことがあった。
しかし、しばらくして、彼は健康上の理由で退社したと聞いていた。
先日、B社の社長とお会いしたとき、帰り際にA君の話が出ると、
明日、彼に会いに行くのだと、社長がニコニコ顔で言うので驚いた。
会社を辞めても交流があるらしく、ビジネスでも繋がっているという。
その場で、彼は携帯でA君を呼び出し、
「仲人」である弊社にいると告げ、電話を手渡されて面食らった。
しかし、元気で活躍しているA君の懐かしい声を久々に聞き、感無量。
私は大した話もできなかったが、元気だということだけは分かった。
嬉しい電話だった。
健康面も含め、予想し得ない幸、不幸が重なる、それも転職。
A君のように、そんな予期しない、不本意な状況になっても、
B社の社長と、仲良く「大人のお付き合い」ができる、
その技量は、大したものだと感心した。
特に、デザイナーの世界は狭い。
狭い世界を広く生きるのも、知恵と礼節次第。
ある意味、良い転職の例と思ってご紹介した。
(K.K.)
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