変貌を続ける上海で、インテリアデザイナーとして
活躍している友人と、先週、東京で杯を交わした。
上海万博は、昨年の北京オリンピックに続いて、
中国を先進国に成長させる国家プロジェクト。
来年5月から、半年という長期にわたる万博の重点は、
経済活性化にある。
金融危機に伴う世界的な景気悪化の中での開催。
準備の進み具合はどうかと聞いてみると、
もう、内装の仕上げに入っているパビリオンもあるが、
建物の基礎も始まっていないところもあるらしいと、彼は言う。
毎日、徹夜作業が続いているというから、
開幕までには大丈夫、と市民は楽観しているし、
万博会場建設地など、上海市内を一望できる慮浦大橋などは、
人気の観光スポットで、毎日観光客で賑わっているという。
中国は共産国。
今のところ、万博に関する悪いニュースは、何一つ報道されないから、
皆、安心しているそうだ。
日本のように、インフルエンザを毎日トップニュースで報道する国は、
そんな彼らからすれば、異常に見えるのだろう。
もちろん、明るいニュースが沢山ある国のほうが良いとは思うが。
(K.K.)
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