昔の印刷技術しか知らない者にとっては、
この発泡スチロールの印刷技術はすばらしい。
凹凸でも、野菜の写真の鮮明さがきれいに出ている。
正式には、印刷ではなく、ホットスタンプという箔押しの技術であろうが、
ここでは、大きく分けて、印刷技術として見ておきたい。
このパーケージは、安い惣菜類の包装として使われているので、
中味の惣菜を取り出したら、捨てられる運命であり、何ともさみしい限りだ。
こんなすばらしい技術は、もっと身近で役立つ商品にも
応用できないものだろうかと疑問を持つ。
使い捨てパッケージの見本のようでは頂けない。
デザイナー諸氏よ、この技術を、安い惣菜類やコンビニ弁当等の
売らんがためのパッケージだけにとどまらず、
もっと付加価値のあるものに使えないだろうか。
省エネ、環境に配慮したもの等、真に役立つアイデア提案力が、
これからのデザイナーの大半の仕事になるだろうと、私は思う。
(K.K.)
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