普段、多くのデザイナーの方々と面談しているが、
特に、グラフィックデザイナーとの面談は、こちらも少し緊張する。
なぜかというと、部屋のカレンダーや時計、掛けてある絵を
それとなく、デザイナーの目で評価され、話題に上ることがあるからだ。
今年は、建築関係の友人にもらった、宮沢賢治のカレンダーをかけてあり、
特に珍しいらしく、「面白い」「いいですね」と、話題になることが多い。
こうした各社のカレンダーのように、毎年、何かしらデザインを変えて
配られるものもあれば、このウィスキーラベルのように、
いつも同じデザインのものもある(写真参照)。
モデルチェンジがないと、グラフィックデザイナーの仕事が無いことになり、
マイナーチェンジだけでは食べてゆけない。
ウィスキーのように、表示と味覚の関係ができているものは微妙で、
下手にモデルチェンジすると、味も違うと思われ、お客を失いかねない。
そういう意味で、味覚を扱う、食品・飲料業界のデザインは非常に難しく、
ここにも、高度な感性が求められる。
デザイナーも、五感を鍛えておきたい所以は、こんなところにもある。
(K.K.)
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