最近の若いデザイナー志向の傾向を記そう。
「絵が描けない」「図面が描けない」「センスがない」の三要素を
見事に持ち合わせているケースが多いのだ。
パソコンの弊害という一言では済まない、
どこかに大きな落とし穴があるように思う。
学校でも学んでいないし、社会人3年経過しても
学ぶ機会が無いデザインセクションにいたというのには呆れる。
それで「デザイナー希望だ」と転職の相談に来られても、
デザイナーとしての経験が無いので売り込めない。
学校も学校、職場も職場、デザイナー教育を何と心得ているのかと、
ここで憤っても始まらないから、「再教育」のために
昔で言うところの丁稚奉公をしてでもと考えても、
一から学ばせてくれるような職場も今は無い。
新卒採用ではない「転職」には、
経験何年という求められるキャリアがついて回るのだ。
デザインの世界に近いところ、いや、少しぐらい外れてでも、
「絵を描く」「図面を描く」「センスを磨く」の
基本三要素を学べる職場でキャリアを積んで欲しい。
そして本末転倒とならぬよう改めて言おう。
パソコンは、道具の一種だから使えるに越したことは無いが、
デザイナーの世界は基本が出来て初めて、道具の出番だ。
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