プロダクトデザイナーが転職する際のポイントを分けて掲載しています。
※1年ほど前に掲載した内容を加筆したものです。一気に読みたい方はこちら。https://www.bt2.net/oyaku
今回は、転職時に作品集同様に重要な「職務経歴書」についてです。何回かに分けてお伝えします。
<概要・使われ方>
初めて転職される方にとっては、「職務経歴書」は聞き慣れない言葉だと思います。職務経歴書は、自らのこれまでの業務の履歴、そこから得たスキルを記載するものです。
ある人の能力は、それまでにどんな仕事をどのようにしてきたか、によって表現できます。デザイナー以外の転職活動では、この職務経歴書と履歴書が書類選考での『全て』になります。求人企業はこれらと本人の説明を聞き、求めている人材にマッチしているかどうかを判断するのです。
デザイナーの場合は作品集が重視されるのでこれが全てとはなりませんが、面接で効率的な自己紹介をするのに使用されます。また、2次面接、3次面接でデザイン部門以外の方が面接をする場合、作品集ではなく職務経歴書を重視されることがよくあります。
例えば、先日同席させていただいた面接でのこと。デザイン部のマネージャーと人事部のマネージャーが同席されました。面接を受ける求職者の作品集が1冊だったので、デザイン部の方が隣の人事部の方に作品集を渡そうとしたところ、「僕はそれを見てもわからないからいいよ」と答え、まったく見ませんでした。その代わりに履歴書と職務経歴書を読み込んでおり、それに記載されている内容についていろいろと質問していました。
ついつい作品集だけで手いっぱいになってしまう方が多いのですが、職務経歴書もしっかりと作成することをお勧めします。職務経歴書の方は、文字ばかりになっても比較的読んでくれます。
<概要・書き方>
書き方に決まったフォーマットはありませんが、紙のサイズはA4縦書きで、1-3枚程度です。枚数が多くなってしまう方は、行間、文字サイズを見直しましょう。枚数が多い方へのアドバイスはたいてい「行間が広すぎてムダに枚数が多くなっている」ことと、「文字サイズはもう少し小さくてもOK(9pt程度)」ということです。
シンプルで読みやすいレイアウトデザインが好まれます。職務経歴書はデザイン部門だけでなく、人事部門の面接担当者や、役員の方が面接に来た際も目を通します。装飾的なデザインにせず、読みやすさを第一にしましょう。
次回以降では具体的な内容について解説していきます。
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