日本ハーモニカ芸術協会主催の2010年師範・準師範グレード認定者による
「ハーモニカ コンサート」に出演すると、旧友から案内をもらった。
定年後、ハーモニカを習い始め、超スピードで準師範グレード認定者に
選ばれたのだから、壮挙といえるだろう。
ただし、基礎は中学時代に父親から習ったというから、素人でない。
それでも、半世紀を経てこの実力。
彼曰く、未だ90パーセントまで来たぐらいと謙遜する。
彼の演奏を聴いて、感動を与える音楽というものにしびれた。
人格までもが音になって出ているのだ。
音楽にしびれたから言うわけではないが、
昨今、我々デザインの世界に、感動を与えるデザインはあるだろうか?
しばし考えてしまう。すぐには思い浮かばないのだ。
Gマークのグッドデザイン製品もいいが、
モデルチェンジ毎にデザインが陳腐化してゆくのはどうしたことか。
デザイナーは、ゴミをデザインしているのかという
辛口の評論家もいるが、真に感動を与えるデザインとは何か、
少し時間を掛けてでも考える時代に入ってきているように、私は思う。
ゴミの山を築かないようにしたいものだ。
(K.K.)
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