1990年代はじめ、私は仕事でフランスに出向くことになり、二人の先生にこの国のことを教えていただこうと心で決めた。
一人は『知恵大国フランス』『個性大国フランス』の著者塚本一さん、もう一人は友人の寺野勉さん(ブログ(20)参照)。
取りあえず、塚本一さんの本をむさぼり読んだ。そして、寺野勉さんに塚本一さんを紹介していただいた。
(『野次喜多本』より抜粋)
30数年ぶりに、二人の先生に私のセカンドハウス、ツリーハウス(千葉県・勝浦市)で再会できた。
1月末に決めたことで、この3月の「新型コロナウイルス」の騒ぎの最中にも関わらず
14日(土)、寺野さんの車で塚本さんも来てくれた。
天気予報が雨で外でのランチは難しいと思っていたが、彼らが来た10時過ぎは、未だ晴れていて、
海辺の敷地内を案内し、ツリーハウスでの抹茶・一服差上げ、野菜類のダッチ鍋を囲んで談笑。
フランスワインを少し用意していたが塚本さんは、酒類はダメだというし、寺野さんは車、運転手だから飲めない。
しばらくすると雨になり2次会は室内での“フランス談議”に、塚本さんの1990年代、
新聞社・パリ支局長時代の中近東の取材、“生死をさまよった話”など、話は尽きなかったが、雨が強くなり帰途に着く。
私も寺野さんの車に便乗させてもらい川崎駅まで送ってもらった。
塚本さんとは、この2冊の本のお陰で、30年ぶりの再会にもかかわらず、
フランス・ヨーロッパの、色々な話に花が咲き、30年ぶりの再会は私には、貴重な“ちょっといい話”になった。
追伸:彼のお礼状には、「水も電気もない原始生活と文明生活を頻繁に往復されている馬力に感心。」・・・とあり、
「年とると転ぶのが危ない。すべったりして転ばないように気をつけて下さい。取り急ぎお礼まで」とあった。
(喜多謙一)
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