剪定鋏

先週の地下足袋に続き、庭仕事で欠かせないモノのご紹介。
剪定鋏である。

先日、クラシックな剪定鋏を購入し、使い始めた。
先ず、黒色からして懐かしいし、刃物という感覚があるのだが、
実際使ってみると、庭いじりには、この黒色では、
どこに置いたか探すのに時間がかかることに気付いた。
やむなく柄の部分を赤く塗ることにした次第。
古いデザインは魅力的だが、時には自分流に手を加えて
使うことも必要になってくる。
ちなみに、趣味の庭いじり程度なら、
この手の本格的な剪定鋏までは要らないようだということも
使ってみて気付いた。
若い頃、ニューヨークで、お土産にテニスラケットを購入しようとしたら、
店員に「テニスを週に何回するのか」と聞かれたことを思い出した。
「日曜だけだ」と答えたら、安物のラケットで十分だと言われ、
安価なラケットを買うはめになった。
お土産という言葉が通じず、こちらの腕と技量を真面目に考えての
店員さんからの親切な推薦であった。
高いもの、本格的なものが、必ずしも「良い」とは限らない。
使う人の腕や使い方に合ったものが「良い」のだろう。
(K.K.)
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