先日、明治神宮外苑のテント村、デザイン展を見に行った。
何と入場券を買うのに200mぐらいの列ができているのには驚いた。
最終日の午後ということで駆け込み入場者が出たのだろうと思いながら、
デザイン展がこんなに人気がある、その秘密を探ってみた。
中に入ると大手企業のブースもあるが、
人気が集中しているのは個人ブースであり、
そこには個性あるデザイナーの作品がところ狭しと並べられ、
まるでお祭りの夜店のように賑わっていた。
沢山の人に押されながら見た中には、
パソコンのアイコンをモデルにした時計やアクセサリーなど、
パソコンがわれわれのライフスタイルに食い込んで、
すっかり日常品になったといったところが目立った。
これら小物デザインにかけるデザイナーの意気込みとも言うべき
「デザインエネルギー」が、そこには満ち満ちていた。
プロダクトとグラフィックの中間のような、
デザインの面白さを追求したものが多く、
このあたりのデザインの魅力が沢山の集客の要因とみた。
聞くところによると、彼らは、メーカーのデザイナーとして生活費を稼ぎ、
余暇に上記のような小物デザインを考え、作品として世に問うという。
今後はデザイナーも、彼らのようにマルチ人間化し、魅力ある作品を発表、
趣味と実益を両立することで生きるのもトレンドになるように思った。
要は、デザイン軸をしっかり持ち、大量生産されるデザインから、
魅力ある小物デザインまでをこなすことで、
デザイン力が確実にアップするのだと思う。
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