先日「万病快癒」というコラムを下記のように書いた。
(「万病快癒」(まんびょうかいゆ)=いろんな病気が全快すること)
(「万病快癒」(まんびょうかいゆ)=いろんな病気が全快すること)
群馬県みどり市の開業医、稲葉実さんの書を、私が朴の木で彫り、
鎌倉彫の大和義文さんに漆で仕上げてもらったもの。
3人の共作で今年の8月の有楽町でのエメラルド会展に出品予定作品。
コロナ禍でも、3人で展覧会向けに、静かに、静かに、
制作に励んでいるのを見てもらえれば光栄ですと。
(『続々々々々々々・続 頼まれる歓び』より)
期せずして、5月23日 ラクビーの日本選手権を兼ねたトップリーグ(TL)の
プレーオフトーナメント決勝は、秩父宮ラクビー場で行われ、
パナソニックがサントリーに31-26で競り勝ち、6度目の日本一に輝いた。
ハイライトは前半30分。この日を最後に白衣に着替える福岡堅樹がボールを持つ。
ライン際、近くを踏んでインゴールへ、20-0。
相手選手を置き去りにして、トライを決める俊足にどれだけ興奮させられたことか。
ラクビーファンなら、だれでも知っているように、彼は、文武両道。
祖父は医師、父は歯科医師、5歳からラクビーを始め、28歳、この試合を最後に引退、
順天堂大学医学部に入学、医師を目指す。「万病快癒」 の世界に向かう。
彼は、ラクビーで培った、素晴らしい「気力」の持ち主で、特にコロナ禍の中で、
茶の間に明るい話題を提供してくれた。
彼の座右の銘はAppleを創設したスティーブ・ジョブスの
“Stay hungry, Stay foolish” であると・・・ 考えさせられる言葉である。
(喜多謙一)
☆「気力」とは、活動に堪え得る精神力。気根。また、元気。と辞書にあり