今回の『中国便り』は、先日初めて中国に行った私、下村が
担当いたします。
空港からタクシーで市街地へ移動、看板に漢字があふれ、人々も
日本人とよく似ているので日本にいるような感覚を覚えました。
しかし市街地に入ると、とにかくそれぞれのビルが高いのが
印象的です。この写真は「昭和と現代が共存している」ような
今の上海をよく表していると思って撮影しましたが、昭和の
雰囲気漂う左側のマンションも、この高さです。
移動はもっぱら地下鉄でした。ホームにも車内にも大きなテレビが
あります。写真で、中央の頭上に1台、壁側に縦長のモニタ3台を
並べた広告があります(この写真ではMen In Blackの3人がそれぞれ
1台づつのモニタに写っています)。電光の通常の広告も、数がとても多く、
迫力があります。
車内にもテレビがあります。日本の電車でドアの両側に大きめの
広告がありますが、それの一つがテレビになっています。大きさも
ちょうどあの広告と同じ程度で、30インチ程度はあるかと思います。
そこではずっと、ニュースとマナー広告が流れていました。
マナーといえば、日本を出る前に『中国の人々は列に並ばないので、
電車に乗るときは人を押しのけて乗車しないといけない』と何度も
聞きました。しかし今回上海では全くそんなことはありませんでした。
日本のようにきちんと整列し、降りる人が先、というのも守られて
いました。
現地駐在の『小柳さん』によれば、ごく最近のことだとのこと。
マナー広告や看板の効果があったのではないか、とのことです。
やや混んでいる電車に乗っているときのこと。立っていた私たちの
前の席の人が立ちあがり、席が空きました。私たちが座らないで
いたところ隣に立っていた人が「座らないなら、座っていいか?」と
聞いてきました。
そのことに、小柳さんはビックリしていました。「こんなこと言われたの
初めてですよ!こちらを押しのけて座ってくる人ばかりなのに」
中国はそういった意識の面でもすごいスピードで変わってきているのですね。
(下村航)
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