気 力(6)


(CG作品 出井保勝 画伯)
 

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
欲ハナク
決シテ怒ラズ
イツモシズカニワラッテイル

ご存知、宮沢賢治の有名な『雨ニモマケズ』の前半である。
雨・風・雪・夏ノ暑サ の後に、新型コロナを入れてみると
“自然体”に見えるから不思議、百年の時を超えて・・・凄い詩だ。
(宮沢賢治 1896-1933)

このところ、月に一回、仲間で1泊しながら日曜大工・百姓の真似事をしている。
たまたま、千葉県の勝浦の海近くに適当な場所が見つかり、
往年の腕がある人たちが集まる、プロジェクトが出来た。

課題がなくとも、その場で見付けて短時間でこなし、
出来なければ、1か月後にその続きをする・・・
すべて解決できる凄腕集団・往年組だから実に頼もしい。

先月、 日曜大工では、トイレの屋根にソーラーパネル発電を試み、
見事、冷蔵庫、電子レンジが使える、文明社会入りできた。
もちろん、夜の照明もパッチリだ。

百姓の真似事では、草刈機でミカンの木の周りの草を取り除き、
肥料を与えるなどして、汗をかく。
その汗を流すのに、日曜大工で作った薪風呂に入る。
その薪風呂は循環式だからか、お湯が滑らかで気持ちがいい、
これも“新発見”だった、が、なぜお湯が滑らかなのか、その分析が必要?

また、その解明が待たれるなど、次から次へと課題が出ると、
集団の中の誰かが解決に燃えるから面白い。

やる気が出て「気力」が充実し、いいこと多いが、
連続作業し過ぎから熱中症にならないかとの心配・・・
やはり、年相応に対応することには気を付けている。

※ 外野席、子供たちからこんなコメントが届く。
「 いろいろプロジェクトが進行し、発展している感じですね。
リアルの「集まれ動物の森」、という感じ 」と。

(喜多謙一)
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