混沌の中から発想する東京・マンガ文化

先日、豊島区で「トキワ荘」時代のマンガから「乙女ロード」

など現代のアニメが息づく豊島区で、多彩なマンガ・アニメ文化を
楽しむ「東京マンガ・アニメカーニバル in としま」が開催された。
中で、豊島区民センターでの「マンガ・アニメを街づくりにどう
いかすか」 マンガ・アニメを活用したまちづくりに取り組む 
全国の自治体や有識者を招き、豊島区のまんが・アニメ文化の 
歴史を振り返りながら、マンガ文化の発信と地域活性化について 
検証するマンガシンポジウムに参加した。 
基調講演・コーディネーターは、牧野圭一先生(漫画界の重鎮、 
京都精華大学のマンガ学部初代学部長 名誉教授)で、パネリストには 
高知県・海洋堂の宮脇社長はじめ、京都、神戸、石巻、境港市などの、 
まちづくりに取り組むスタッフと豊島区長。 
骨子は、マンガ・アニメを活用したまちづくりに取り組む全国の 
自治体や有識者の真面目な努力と比べ、東京のように人があふれ過ぎ 
混沌としている街とは比べようがないぐらいの格差がある。今後は、 
その是正に取り組む?必要性ありと。 
そう、混沌といえば、会場の、豊島区民センターは池袋駅前にあるのだが、 
4?5人の人に聞いてもわからず困りはてて交番に駆け込んだ。知る人ぞ知る、 
豊島区・池袋駅は西武線が東口側、東武線が西口側でややこしい。この罠に 
はまらないように呪文を唱えて乗り換える人もいるぐらいだから、私など、 
東京に30年ぐらい通い詰めていても迷うのは当たり前なのかもしれない。 
それにしても、商店街の看板が多すぎて、目の前にあっても豊島公会堂や 
豊島区民センターが見つけれない、ユニバーサルデザイン・サイン類は 
もう忘れられているようだ。       
手塚治虫、藤子・F・不二雄、石ノ森章太郎・・・マンガの神様たちが 
青春時代を過ごした奇跡のアパート「トキワ荘」。数多くのマンガ家たちを 
育んだ街・豊島区、あの池袋駅のような「混沌の中から発想する東京・ 
マンガ文化」は、本物だろうと思うと、時代を先取りするアイデアは 
混沌の中から生まれる? 
そう、今が、日本の、そのチャンスなのかもしれないと心強く思った。 
(喜多謙一) 
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