私の好きな漢字のひとつ“熾火”(21th エメラルド会展・出品作品)
熾火・おきび)赤く熱した炭火の意。
『 現在ハンガリーにはウクライナから避難されてきた方が沢山いらっしゃると聞いたので、
ブタペストのコンサートの主催者に「どこかで避難民の皆さんのためのコンサートが出来ないか?」
と聞いたところ、即答でコンサートを企画してくださいました。
何人の避難民の方がいらっしゃるか分かりませんが。
ほんの1-2時間でも和みを感じて頂ければと思っています。』と、
近所の知人・ジャズピアニストOさんからメールがあった。
彼は、4月30日ドイツのシュトゥットガルト、5月1日ハンガリーのブタペストとコンサートしながら、
別の場所で避難民の方に「ほんの1-2時間でも和みを感じて頂ければ」と
コンサートしてあげたいという‟日本人‟がいること」・・・
「即答でコンサートを企画してくださいました」との彼のメールを見て
ハンガリー人の、近隣・ウクライナ思いに強く胸を打たれた。
彼のエネルギッシュなコンサートにかける行動を聞くにつれ、彼は今、人生でいうと、
「熾火」おきび(赤く燃した炭火)の世界で大活躍しているのだ。
危険な国の近くでの彼の行動は、避難民の皆さんには、“一輪の花”に写ったに違いないし、
“音楽の力”でどれだけ勇気つけられたことか、彼の異国での行いを素晴らしく思い、
ここで紹介させていただいた。ウクライナにも早く平和が訪れることを願って。
(喜多謙一)