1957年から開催され現在は年二回、春と秋に開催されている。
業界、製品により各5日間を3期に分けて開催される。
今年の秋で116回目を迎える。アジア最大の展示会である。
毎年秋に見学に来ていますが、今回は私どもが顧問をしている
中国企業が初めて出展するというので来ています。
ここ数年感じる事は、各社デザインに力を入れてきており、
各国のデザイン賞受賞をアピールしたり、
会場と会場を結ぶ通路はデザイン専門会場として約20社程出展しており、
海外のデザイン事務所も出展していました。
ただ感じた事は、企業や工場の出展者と違い、カタログを貰うにしても
私の名刺を下さい等の積極性が見られませんでした。
もはや、日本はデザインの市場と見られていないのか?
はたまた、私の風体で判断されたのかはわかりませんが・・・(笑)
特に日本の中小企業の経営者の皆さん。そして若いデザイナーの皆さんは
一度ご覧になる事をお薦めします。この熱気は今の日本が忘れ去った事を
思い出させてくれますよ。
話題をもう一つ。
展示会終了後、移動するために新幹線に乗りました。
生憎2等車が無く1等車しか無かったので乗った所、座席の前の
ポケットにはタブレット端末が・・・・
すべての新幹線の1等車に装備されているかどうかはわかりませんが、
かなり積極的なサービスだと感じました。
しかし、そこは中国。
私の端末はバッテリーが切れており見れませんでした。
また、飛行機のようにヘッドフォンが無いので、
各自バラバラの番組を見てボリュームを大きくしているので眠るに眠れず、
そこに携帯電話を大声でかけるは、赤ん坊は泣くわで、1等車どころでは
ありませんでした。地獄の様な1時間半の新幹線の旅でした。(笑)
(井上 和世)