「喜多さんが見える季節になったか」と独り言で迎えてくれる、
私の命の恩人のドクターT氏。40年以上前になる。
名古屋で十二指腸潰瘍の手術で命を助けてもらった。
彼の病院には、記念日と称して毎年同じ日に検査に通った。
3年過ぎ、「健康になったら検査に来ないのが普通・・・」と、
彼は言いながら、私は名古屋在住の間10年以上は毎年行った。
彼はいつも温かく迎え、快く診てくれた。
いつも健康の「おすみつき」をくれたのがこの月だ。
そう、会社を始めてからも、私には11月は特別感謝の月。
少し早いが忘年会も11月に行うようにした。皆が出やすい11月下旬。
今年も28日に忘年会を行った。
ところが今年の28日は、
10:00から15:00まで、地元で「地球にやさしい、
農薬、化学肥料を使わない自然農法の8回講座」最終日。
17:00から18:30まで、弊社の忘年会。その後19:00から21:00まで、
新橋で古巣の大学の、新学長との懇談会と3つ重なり何とかこなせた。
「健康はすべてでない、しかし健康がなければすべてがない」
という先人の言葉を今年も噛み締めながら、私の健康の秘訣は、
毎日一万歩以上歩くことと一杯のワインを飲む事に尽きるとしながら
ワイン以外の「薬だけは飲むまい」と誓っているが、
いつまで続くかはわからない。やはり私にとって、
動けるのは「健康がある」からだと再認識した次第。
先日弊社で、NPOの研究会の
講師としてお招きしたA氏はもうすぐ90歳とか。
シャンとして軽自動車を運転し、機材を運ばれ見えたのには驚いた。
彼の健康の秘訣は、毎日の筋肉トレーニングで、
階段を登ることから始まり、今では寝る前に足腰を鍛える機器で
10分ばかり汗を流しているという。
どう見ても90歳にみえない、彼のもうひとつの健康の秘訣は、
アルコールを断ったことだというのには、驚き、ただただ感心した。
やはり、努力されているのだ。
4月から始まった地元での「地球にやさしい、農薬、化学肥料を
使わない自然農法の8回講座」の修了証書を手にしながら、
やはり、化学肥料や農薬を使わない自然農法や、薬を飲まないなど
人間、自然体で生きるのが一番だということを学んだ。
8ヶ月通ったセミナーだけに、私には、
かけがえない当たり前のことでも新鮮に感じられ、
今日からでも、毎日「実行」あるのみと力んでいる。
(喜多 謙一)