画家である友人の個展を見た。先ず気付いたのは、
(1)油、アクリル、水彩など絵の具を使い分けている
(2)筆やタッチが多彩に工夫されている
(3)豊富な色彩に満ちている
といったことだ。
これぐらいは画家としては基本中の基本であろうか。
一方で我々デザインの世界は、主に「イラストレーター」「フォトショップ」
といったソフトを駆使してデザインをおこなっている。
その作品群をコンサルティングの場で見せてもらうと、
どれも実によく似ていている。
個性がないのだ。
今まで、これはソフトのせいだと思ってきたのだが、
よく考えてみると、ソフトやパソコンは作品を生むためのツール、
いわば画家にとっての絵の具や材料と同じだ。
だとしたら、個性ある作品を生むためには、
我々のさらなる努力が必要なのだと思った。
皆と同じような作品では、プロのデザインの世界では通用しない。
せめて自分だけの独創的な「パソコン・タッチ」が欲しい。
タッチを工夫することでデザインの価値が高まり、
それが転職の武器として十分使える。
友人の個展を見てそう思った。
デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー