マネジメント経験 プロダクトデザイナー転職ガイド2024

当社の求人はプロダクトデザイナーが最も多いのでこのようなタイトルですが、他デザイナーにも参考になると思います。
※過去に掲載した内容を加筆したものです。一気に読みたい方はこちら

今回は部下の管理=マネジメント経験について。

特にベテラン向けの求人条件によく出る条件「マネジメント経験」のお話です。

求人は2つに大別できます。現場でデザイン実務をする若手を求める求人案件と、部下の業務管理やデザインディレクションを担当する中堅を求める案件です。
もちろん会社によっては生涯現場デザイナーとして仕事をする場合もありますが、多くの場合、中堅の募集の際は「マネジメント経験」が必須条件もしくは歓迎条件としてつきます。
とはいえ、これらの経験がある方は少ないのが現状です。理由としては、以下が上げられます。

・デザイン部門自体が小さく部長と現場しかいない会社が多い。(こうなると部長以外は何歳になっても現場社員となります。)

・デザイン部門の管理職は他部門出身者。(営業が強い会社だと営業職の人が、開発が強い会社だと開発職の人がデザイン部のトップに就く場合があります。

・デザイン事務所も小さい会社が多く、社長以外はフラットである場合が多い。

・企業内でマネージメント経験のある人(課長、部長職に就いた人)はそのまま出世するケースが多いので転職意思がある人が少なく、市場に出てこない。

1) マネージメント経験のある方へのアドバイス

上記のように、デザイナーでかつマネージメント経験がある方は実際には非常に少ないのが現状です。もしマネージメント経験をお持ちなら、職務経歴書に必ず目立つように記載すべきです。

冒頭に「職歴概要」を書きますが、そこでも一言触れておきましょう。また、「リーダー経験」という項目を設けて、どのような業務で何人の部下を持ったのか、その際に気を付けたポイント、苦労した点、それを解決した手法などを記載すると良いでしょう。
(参考:職務経歴書<詳細編2>(活かせる経験・自己PR、管理職経験など)

 

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2) マネージメント経験のない方の対応法

弊社にコンサルに来た方で、希望する求人はマネージメント経験が条件であるのに本人に無い場合、「リーダー経験はないか」聞きます。

例えば部署横断の一時的なプロジェクトでもいいです。これに関しては、デザインに関係が無くても構いません(例えば会社の30周年記念行事で10名のグループプロジェクトのリーダーを務めた、等)。学生時代の経験や、プライベートでイベントのリーダーをやっていたり、ボランティアで地域小学生にサッカーを教えているなど、いろいろと考えられます。

もしそうした経験があれば職務経歴書に「リーダー経験」という項目を付けて、その際に人を動かした方法や苦労談などを記載することを勧めています。

実際に、条件の中に「マネージメント経験必須」とあったのに、候補者の方のポートフォリオが良かったためデザイン室長が気に入り、単発のプロジェクトのリーダー経験でOKとなった例があります。

もし全く無い方は、今後は日常において、自分から進んで手を上げてリーダーになるようにしてください。リーダーは組織に1人いればいいのではなく、組織全員がリーダーの素養を持っていれば、順調に業務が回ります。それぞれが自分から自発的に動けるからです。

以下は蛇足ですが、、、
私の個人的な持論として、子育ては実質的にはマネージメント経験と言えると思います。完全に上下関係が決まっており、時には怒り、時には褒めて人を育てるからです。
残念ながらそれを記載してもなかなか効果がありませんが、かつて候補者の方に2人の子がいたため、採用担当者に直接話して説明し、前述のリーダー程度のプラス評価をいただいたことがあります。
(子供のいない方は差別的発言と感じられたら申し訳ありません。私自身も未婚で子もないのでご容赦ください。。。)

<次回は「手描きスケッチの重要性」についてお送りします>

(下村航)

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