企業からの返事が遅い理由 プロダクトデザイナー転職ガイド2024

当社の求人はプロダクトデザイナーが最も多いのでこのようなタイトルですが、他デザイナーにも参考になると思います。※過去に掲載した内容を加筆したものです。一気に読みたい方はこちら

今回は「企業からの返事が遅い理由」についてです。

転職活動をされている皆様、特に前職を退職されて就職先を探している方にとっては、応募はしたもののなかなか返事がなく、不安な期間をすごすことも多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、弊社が経験した中での「企業からの返事が遅い理由」をお話しします。

理由1:単純に担当者が見る時間がない

 
最も単純な理由が、判断する関係者が多忙で確認できない、というものです。
判断者が一人であれば何とでもなりますが、多くの場合は例え1次書類審査であっても、複数の人間で判断します。
 
大企業で総務部門や人事部門が窓口になっている場合、まず人事部門で足切りの基準にひっかかるかどうか、上司とチェックするのに時間がかかる場合があります。上司が出張中や終日会議でつかまらない場合、簡単に1日2日過ぎてしまいます。
 
そこからさらにデザイン部門に回すのに1日、デザイン部門が同様に数名でみんなで議論しながらチェックしたい場合、その予定を合わせるので数日、重要人物が出張中だったりするとまた数日時間がかかってしまいます。

見る側も人間なので、連休も取れば海外出張がある場合もあります。今年の10連休では、連休直前に回答があった会社と、連休を超えて数日して回答があった2パターンに分かれました。連休直前の方は、「たまった仕事を片付けてすっきりと休みを過ごそう」という心情でしょうし、連休を超えた方は、「連休前は忙しすぎて見てられない!連休明けにゆっくり見よう」という心情だと思います。
尚、人事部が関わる場合、4月中は非常に遅くなることがあります。  

理由2:競合している候補者がいる

こちらもよくあるケースですが、「他の候補者や他のエージェントから連絡があり、ポートフォリオが数週間後に届くのでそれをみてから判断したい」というものです。
 
また、「他の候補者が最終面接待ちなので、それがダメだったら再募集したいのでそれまでは回答を保留する」というケースもあります。この場合はその「他の候補者」が在職者であったり、最終面接の相手が社長だったりする場合、面接のスケジュールで2週間、3週間はざらに空いてしまいますので、その分回答が遅れます。

デザイン事務所など小さな組織でこの理由が多いように感じます。

理由3:当初の想定と違ったが、良い人材なので人事部に計画変更の承認を取る

これはたまにあるケースですが、「現場若手デザイナーを検討していたがディレクターで良い方が求人に応募してきた。役員に承認を取った当初の採用計画とは180度異なり、予定給与も上がるので、再度採用計画を作り人事部を通して役員に承認を取りたい」というケースです。

同様のケースで給与面で当初の予定よりも本人希望が多い時、その金額を会社として出せるものかどうか、人事部門に確認する場合も時間がかかることがあります。例えば役職をつければ手当を含めれば何とかその水準に行く、など厳密な計算をして返事をくれるからです。

以上のようにさまざまな理由で求人の回答は遅くなる場合があります。

手前みそながら・・・我々のような転職エージェントが間に入る場合、「催促ができる」のは非常に大きなメリットだと思います。求職者が催促をすると人事部に悪印象を抱かれる可能性がありますが、転職エージェントが嫌われても求職者には影響がありません。

また、我々は一般論で「他の企業よりもかなり時間がかかっている」と判断した場合に催促をするので、たいていは先方も「時間がかかってしまっていて申し訳ないな」と感じているので悪印象をもたれずに様子を聞くことができます。また、上記のような理由を聞くこともでき、それによってあとどれぐらいかかるか判断できます。

一度ある候補者の方から、受けている会社からなかなか回答がないので、「回答の早い遅いで、良い会社かどうかはわかりますか?」と聞かれたことがあります。答えは「まったくわかりません」というのが正直なところです。
大変しっかりした会社なのに、1ヶ月半以上待たされたことがあります。また、同様に良い会社で、即日回答があった場合もあります。ちなみに、「受かっている可能性」も何とも言えませんが、1ヶ月半まで待たされるとさすがに可能性が低いかもしれません。ぜひこの人は確保したい、という気持ちがあまりないということですので。。。

ただ、1ヶ月程度待たされることは、たまにあることです。すぐに回答が来ないからといって、諦めたり焦ったりしないようご注意ください。

(さすがに1か月待ったら催促しても問題ありません。(2週間程度からO)。ただしその場合、「まだでしょうか」と聞くといかにも催促をしているようですので、「その後いかがでしょうか」という聞き方をお勧めします。)

<次回は「業界による違い」です>

(下村航)

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