WEB試験・適性検査・SPI プロダクトデザイナー転職ガイド2024

当社の求人はプロダクトデザイナーが最も多いのでこのようなタイトルですが、他デザイナーにも参考になると思います。
※過去に掲載した内容を加筆したものです。一気に読みたい方はこちら
 
今回は、特に大企業での選考で良く使われる適性検査についてお伝えします。
 採用選考の段階で、Web試験、学科試験・適性検査・SPIを実施する場合があります。

よくあるのが、書類審査を通った段階の一次面接の前に自宅で受験する方法です。メールでWebアドレスが送られてきて、「こちらからアクセスしてWeb適性検査を受けてください。15分程度で終わります」というケースです。
Webアドレスの一部で検索をして何のテストか把握し、事前にWebでその名称で検索すると練習問題や対策方法が出てくるかと思いますので、それで練習をしてから受験すると良いかと思います。
他に、一次面接の前後の時間30分から1時間程度で、面接会場の隣の部屋等で受ける形式。また、最終面接の前に実施する場合もあります。 
その際、よく使われるのが、「SPI」と「GAB(WebGAB)」です。

SPIはリクルートが開発した適性検査・能力検査のことで、多くの企業で使われています。詳しくは、下記のサイトに詳しく載っています。
「SPI試験問題集SPI2・SPI3・SPI英語対応【Study Pro】」
このサイトには例題と解説も掲載されていますのでとても参考になります。(下の方の「言語問題の対策方法」などの対策方法のところから例題のページに飛ぶことができます。)

GABは「SHL」という英国の会社が開発した適性検査・能力検査です。Webで受けるものは「WebGAB」という名称です。

こちらのサイトに詳しい解説があり、問題の例もあります。SPIのような練習サイトはありませんが、練習問題集の書籍が出ているようです。
「CAB・GABの問題例と対策法を徹底解説【One Career】」
https://www.onecareer.jp/articles/819

ほとんどのデザイナーの方は、「学科試験、SPI等は苦手」とおっしゃいます。

冒頭の例のように書類審査通過後、面接前など、実施が早い段階であればあるほど、実際の選考に影響すると考えた方がいいでしょう。逆に最終面接と同時に行うのであれば、よほど悪い点を取らない限りは内定となる可能性が高いです。

なぜなら、最終面接となると社長や役員が面接します。そのような重要人物がOKだといっている人材をテストが悪いからといって不合格にしていたら、それらの方々の時間が無駄になってしまうからです。ある意味、形式的なものといえるでしょう。実際に、一次面接を通過した人がWebテストを受けた後、人事から「点数が基準に満たなかったので別のテストを受けてください」となったことがあります。(その人は無事内定しました。)

逆に一次面接はまだ候補者が多いので、将来会社の中枢を担う可能性を考えて適性検査や能力検査で幅広い能力を見ておき、その良し悪しで絞りたいという背景があるので、テストの結果が採用に反映することがあります。

ただし、デザイナーの場合はスキルが合う人が少ないので、テストで切られることはあまりありません。

とはいえ、TOEICなどと同様、初めてやるときには方式に面食らってしまって本来のスコアを出せないことがあります。自分が苦手だと感じていたら、前述のサイトや市販の問題集などで慣れておくことはプラスに働くと思われます。

<来週は新卒・学生のポートフォリオ ポイントⅠです>
(下村航)

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