転職参考本? プロダクトデザイナー転職ガイド2024 

今回は、ちょっと異色ですが、転職の参考になりそうな本をご紹介します。

当社の求人はプロダクトデザイナーが最も多いのでこのようなタイトルですが、他デザイナーにも参考になると思います。
※過去に掲載した内容を加筆したものです。一気に読みたい方はこちら

ご紹介したいのは5冊。「自分の仕事をつくる」「LIFE SHIFT」「海外でデザインを仕事にする」「転職と副業のかけ算」「仕事はもっと楽しくできるONE JAPAN」です。

「自分の仕事をつくる」

まず1冊目は少し古い本なのですが、自分の仕事をつくる」西村 佳哲 (著) です。
この本はムサビ出身で元建築デザイナーで働き方研究家の西村氏が、グラフィック、建築、プロダクトのデザイナーに会いに行き、仕事についてインタビューを重ねた本です。西村氏がデザイナー出身であることもあってインタビュー内容も秀逸で、途中途中にある西村氏の感想、意見も、デザイナーの心に響くものです。

長い期間をかけてインタビューしてきたものを一冊にまとめただけあって、1996年に行われた柳 宗理さんへのインタビューも掲載されています。この内容も、デザイナーならきっとドキドキするはずです!

ただし全部読むと、「自分の働き方ってこのままでいいのか?」と悩んでしまうかもしれません。。。
 

「LIFE SHIFT」

2冊目は、LIFE SHIFT」です。こちらも大ヒットした本なのでご存じの方も多いと思います。この本は、転職相談時にたまに引き合いに出します。寿命が延びて100歳まで生きるのが当たり前になると、これまでのように60歳で定年であとは余生をのんびり、なんて人生は過ごせません。60歳から100歳までの40年、もし貯金があったとしても余生というには長すぎるし、まだまだ元気であれば何か社会に役に立つことをしたい。
 
一方で、会社の寿命や仕事の寿命が短くなっていく中で、20歳から70、80歳までの期間、一つの職種、会社では持たない時代になっています。そこで、社会人になってからも職種を変えていく、会社も変えていく、というような意識が必要です。
そうした考え方を、いくつかの想定事例を基にわかりやすく解説しています。長期的なキャリアプランを考えるのに必読の書です。
 

「海外でデザインを仕事にする」 

デザインから外れてしまったので、デザインに戻して、3冊目は海外でデザインを仕事にするです。
この本は、海外で活躍する14人のデザイナーが、自分がどうやって海外で仕事を得たのか、いまどのような仕事をしているのかが書いてある本です。プロダクトデザイナーに限らず、建築や広告等、幅広いデザイナーが載っています。
海外での仕事に興味のある方には大変に参考になると思います。
 

「転職と副業のかけ算」

4冊目は 転職と副業のかけ算
この本はデザインとは関係ないですが、年収240万円で地方のホームセンターに就職した筆者が、転職を重ねて年収1000万円、副業で4000万円になるまでの記録、ノウハウを記載した本です。
といっても、転職、キャリアプランの考え方がメインです。筆者にとって、副業は本業を活かして稼ぐという考え方なので、本業の転職ノウハウが7割以上を占めています。
 
例えば、得意分野を活かしつつ、業界を少し変える「軸ずらし転職」。本書にも書いてありますが、業界によって年収レンジは違います。年収を上げるためには、業界を変えるのが近道。しかし未経験では難しいので、得意分野という軸をもって、業界を変える、という方法です。他にも、我々のようなエージェントの活用方法も書いてあります。デザイナーでも学ぶところはいろいろあると思います。
 

 「仕事はもっと楽しくできるONE JAPAN」

最後の5冊目は、仕事はもっと楽しくできるONE JAPAN
実はこの本は、仕事を辞めたいと考える若者に、「もっと社内でできることがあるんじゃない?」と伝える本です。大企業の中で、横のネットワークを作り、社内で小さな革命を積み重ねてきた人たちの生々しい記録です。これを読むと、「転職する前に、もう少し頑張ってみよう」と思うと思います。弊社にとってはマイナスですが(苦笑)、でも社内で活躍した後で転職する方が、本人にとっても、日本全体にとっても、プラスになると思います。
 
「今いる会社がつまらないなら、『辞めるか』『染まるか』『変えるか』」
この本の表紙をめくったそで部分に書いていある文言です。これで、変えるを選択した人たちの記録です。
 
と、最後がこの本だと転職を思いとどまってしまうかもしれませんが、、、デザインだけでなく「働く」に関して幅広い知識を持っていると自負していますので、転職をお考えのデザイナーの皆さまはお気軽にご相談ください。

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