デザイナー転職と英語 プロダクトデザイナー転職ガイド2024

今回は英語についてです。

自分の英語が募集条件に満たなくても大丈夫なことも?!

プロダクトデザイナーに限らず、デザイナーで英語が得意な人はとても少ないです。
従って、求人条件に「TOEIC 600点以上」等と書いてあっても、メインのデザインスキルや経験が十分場合、英語条件はおまけしてくれることが多いです。

以前に某大企業をデザイナーAさんが受けた時のこと。その方は前職での経歴が企業側の求める経歴にぴったりだったのですが、その求人ではTOEIC600点以上というのが条件となっていました。

実はAさんは以前からその企業を受けたいと思っていたのですが、Webで求人条件を見て、英語力が満たないのであきらめていたそうです。しかし私は冒頭のように何とかなるのではないかと考え、受けてもらうことになりました。

結果、順調に書類審査、一次面接、二次の実技試験も突破。途中、面接で英語力を聞かれたのですが、「TOEICは受けたことがないのでスコアはわかりませんが、あまり得意ではありません。しかし、自分で英会話教室に通って勉強しています」とアピールしました。

最終的に、「入社後も英語の勉強を続ける」という条件で内定となりました。なぜこんなことが起きるのかというと、やはり「英語ができてデザインスキルが満たない人」を入れるよりも、「英語が満たないがデザインスキルが合格点」の人を入れる方が、入社後に教育して追い付ける可能性が高いからだと思います。

とはいえ、英語力は大事! 入社後も良い仕事を回してもらえる!

なお、英語力はあった方がいいのは間違いありません。先日、ある企業から、「とにかく英語力が大事」という求人がありました。目的のデザイン経験がある人がなかなか見つからないので求人企業にその旨を報告したところ、「そうしたら、デザインスキルの条件を下げましょう。英語さえできれば、何かしらデザイン経験があって、Illustratorが使えればとりあえずOKです」といわれました。

もちろん、こんな求人はめったにありませんが、その求人を探しているときに話した人は、デザインスキルはそこまで高くなかったのですが、あっさりと他社で2社内定を取っていました。また先ほどの件もそうですが、年収が他案件より1ランク高いです。なぜなら、円安で海外の企業と比較すると日本企業は給与が安いため、採用で負けないように割高にしてくれるためです。外資系企業も、本国の給与水準に合わせてくれるので給与が高いです。

英語力ができる人は少ないので、大きな武器になります。また、社内でも海外の仕事が割り当てられたりして、ますます英語力・実戦経験が鍛えられていきます。それで社内で特別な存在となり、同年代よりも年収が数百万高い、という例をいくつも見てきました。

デザイナーの場合、英語力だけで選ばれることは少ないですが、上記のように何かと有利になりますので、ぜひ学習することをお勧めします。

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