プロダクトデザイナー転職ガイド2019 19)WEB試験、適性検査、SPI

今回は、特に大企業での選考で良く使われる適性検査についてお伝えします。

プロダクトデザイナーが転職する際のポイントを分けて掲載しています。※1年ほど前に掲載した内容を加筆したものです。一気に読みたい方はこちら。(ただし2019更新情報が反映されていません)https://www.bt2.net/oyaku

 採用選考の段階で、Web試験、学科試験・適性検査・SPIを実施する場合があります。

よくあるのが、書類審査を通った段階の一次面接の前に自宅で受験する方法です。メールでWebアドレスが送られてきて、「こちらからアクセスしてWeb適性検査を受けてください。15分程度で終わります」というケースです。
他に、一次面接の前後の時間30分から1時間程度で、面接会場の隣の部屋等で受ける形式。また、最終面接の前に実施する場合もあります。 
その際、よく使われるのが、「SPI」と「GAB(WebGAB)」です。

SPIはリクルートが開発した適性検査・能力検査のことで、多くの企業で使われています。詳しくは、下記のサイトに詳しく載っています。
「SPI試験問題集SPI2・SPI3・SPI英語対応【Study Pro】」
このサイトには例題と解説も掲載されていますのでとても参考になります。(下の方の「言語問題の対策方法」などの対策方法のところから例題のページに飛ぶことができます。)

GABは「SHL」という英国の会社が開発した適性検査・能力検査です。Webで受けるものは「WebGAB」という名称です。

こちらのサイトに詳しい解説があり、問題の例もあります。SPIのような練習サイトはありませんが、練習問題集の書籍が出ているようです。
「CAB・GABの問題例と対策法を徹底解説【One Career】」
https://www.onecareer.jp/articles/819

ほとんどのデザイナーの方は、「学科試験、SPI等は苦手」とおっしゃいます。

冒頭の例で、実施が早い段階であればあるほど、実際の選考に影響すると考えた方がいいでしょう。最終面接と同時に行うのであれば、よほど悪い点を取らない限りは採用される可能性が高く、逆に一次面接で実施されるのであれば悪い点を取ると不採用となってしまう可能性が高いということです。

なぜなら、最終面接となると社長や役員が面接します。そのような重要人物がOKだといっている人材をテストが悪いからといって不合格にしていたら、それらの方々の時間が無駄になってしまうからです。ある意味、形式的なものといえるでしょう。

逆に一次面接はまだ候補者が多いので、将来会社の中枢を担う可能性を考えて、適性検査や能力検査で幅広い能力を見ておき、その良し悪しで絞りたい、という背景があると思われるからです。

いずれにしてもTOEICなどと同様、初めてやるときには方式に面食らってしまってマイナスになってしまう可能性があります。自分が苦手だと感じていたら、前述のサイトや市販の問題集などで慣れておくことはプラスに働くと思われます。

<来週はまた別のテーマです>(下村航)

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