当社の扱う求人案件はプロダクトデザイナーが最も多いです。グラフィックデザイナー、最近はUI/UXデザイナーも多いのですが、いずれも広告系、IT企業ではなく、製造業メーカーのインハウス求人が多いのが特徴です。そこで、プロダクトデザイナーが転職する際のポイントを分けて掲載していきます。多くの内容はメーカーを受ける際のUI/UXデザイナー、グラフィックデザイナーにも参考になるのではないかと思います。
※1年ほど前に掲載した内容を、その間の経験からアップデートしたものです。一気に読みたい方はこちら。https://www.bt2.net/oyaku
今回は、第一の関門となるポートフォリオ(作品集)についての第3回目です。(全4回)
前回に引き続きポートフォリオ、今回はインデックス(目次ページ)についてです。
これも多くの方にアドバイスさせていただいています。
ポートフォリオはどうしてもページ数が多くなります。前回記載したように掲載方法を工夫することも重要ですが、追加でお勧めしたいのは、カラー写真付きのインデックス(目次ページ)をつけることです。表紙の次のページに掲載します。イメージとしては、以下のようになります(クリックで拡大)。
前回記載したようにポートフォリオの後半には自分の『幅』を示すため、前半とは全く違う種類のデザイン作品が掲載されます。前回のような工夫で手をとめてもらうことはできますが、パラパラと忙しい担当者が全部を見てくれるかどうかはわかりません。
そこでこのようなインデックスをつけると、「この人はプロダクトデザイン以外にもパッケージとかカタログデザインも経験豊富だな」と一瞬で伝わります。さらに、そのインデックスに各項目の代表作品のカラー写真を載せておけば、「こういうテイストのデザインもできるのか、ちょっとみてみようか」という気になるかと思います。
例えば過去に来た転職希望者の方で、男性をターゲットにした製品を多くデザインしてきた方がいらっしゃいました。しかし、少ないながらも女性向けのかわいらしいデザインも経験しており、それらはポートフォリオの最後の方に掲載されていました。
得意は男性をターゲットにしたデザインだったので順番はこれで良いのですが、作品数も多かったため見逃されてしまう可能性があります。
その点、前述のように最初のページで写真付きのインデックスがあれば間違いなく確認してもらえるので、「男性向けばかりかと思ったが、女性向けデザインも経験しているな。幅広いデザインができる方だな」と評価が上がります。
(下村航)
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