今回は弊社が運営サポートする川崎市主催のデザインフォーラムの
ご案内です。
今回は日本を代表するデザイナー柳 宗理さんのデザイン事務所である
「柳工業デザイン研究会」のデザイナー、藤田光一様に
「柳デザインの実践ー手で考えるー」というタイトルでご講演いただきます。
その打合せのために、先々週に事務所をお邪魔してきました。
柳宗理さんは「手で考えること」、発泡を削ったり石膏模型を作って、
自分でさわりながら使いながらデザインすることを重視したそうです。
逆にきれいなスケッチやレンダリングを描くと、「楽をするんじゃない」
と怒られたとのこと。手で触らずにきれいな形を絵で描くことが、手抜きだと
されたそうです。
事務所にはろくろがあり、多くの石膏模型がありました。また、発泡で
作られたおたまのようなものの試作もあったのですが、すばらしい完成度でした。
しかし、それはあくまでも製造工場と打ち合わせするための材料、とのこと。
製造する方と打ち合わせして、使いやすさを維持しながらも量産に無理のない
形を探っていくとのこと。(もちろん、美しさを犠牲にせずに量産できるように
努力するそうです)
また、週に1度、昼食を事務所で作って食べるのだそうです。食器や調理器具を
デザインすることが多いため、実際に使いながら検証・学習するためとのこと。
現代のデザイナーにとって大変示唆に富んだお話になるかと思いますので、
もちろん無料ですので、是非ご来場ください。
当日はデザイン過程に使用した模型も持参していただけるそうです。
■第106回 かわさきデザインフォーラム 開催概要
テーマ:柳デザインの実践
―手で考える―
日 時:2015年9月7日(月)
講演会:15:30-17:00 / 交流会:17:15-19:00
参加費:無料(交流会参加者のみ1,000円)
場 所:川崎市産業振興会館 (川崎駅 歩8分)
講 師:藤田 光一 氏
一般財団法人 柳工業デザイン研究会
日本を代表する工業デザイナー 柳 宗理氏は1915年生まれ2011年に
永眠、今年は生誕100年にあたり、雑誌等でも特集されている。
食器や調理具、家具など身近な製品を数多くデザインし、今年の4月末
から8月末にかけてシンガポール、香港、台湾でも展示会が行われるなど、
日本のみならず世界でも今なお注目されている。
柳 宗理氏はデザインする際に、スケッチではではなく模型で考えることを
強く推奨したという。また、製造現場と協議しながら形が出来上がって
いくため、「本当の美は生まれるもので、つくり出すものではない」とも
言っている。
今回のフォーラムでは、柳 宗理氏のデザイン事務所である
柳工業デザイン研究会のデザイナー 藤田 光一氏を講師に迎え、
柳 宗理氏のデザイン手法を事例を交えながら講演していただく
(当日はデザイン過程で使用した模型も持参していただける予定)。
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●申込方法 下記について明記の上、E‐mail又はFAXでお申し込みください
1. 氏名(ふりがな)
2. 会社名/学校名
3. TEL / FAX
4. E-Mailアドレス
5. 交流会(出席/欠席)
<申込先>
川崎市経済労働局 次世代産業推進室 コンテンツ産業担当
FAX:044-200-3920 E-mail:28sangyo1@city.kawasaki.jp