『就職迷子の若者たち』という本が売れている。
書評には「現在の就職状況を知らない大人たち」にも
ぜひ読んでほしい本、とあった。
会社や仕事を選ぶ際、「給与はどのくらいか、会社の知名度やイメージはどうか、
職業としての安定度は」といった「外的報酬」を判断基準にするのは、
もちろん悪いことでない。
しかし「難しい仕事を工夫してやりと遂げた充実感」や
「仕事を続ける中で自分が成長するのを実感」する「内的報酬」を手にするのは、
実際に働き始めてからである。
実は、この「内的報酬」こそが職場を支える、と著者は説く。
デザイナーにとっては、何を今さらということで、
「内的報酬」こそがデザイナーの生きがいであり、すべてであると思っている。
そうは言っても「職業としての安定度」がないと生活できないので
「外的報酬」も必要。
その辺のバランスが取れないと転職は難しい。
ただ、デザイナーは、働き始めてから「内定報酬」を手にするには、
ずいぶん時間がかかることを覚えておいて欲しい。
そして、ひとつの方向に向かって、階段を一段一段上るように、
「内的報酬」を充実させてゆくと、自ずから「外的報酬」が付いてくるということも。
デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー