面接で聞かれることが多い項目の一つに「趣味」がある。
たまたま面接官と趣味が重なったりすると、思わぬところで
話が進むこともあるので、趣味の記入欄もおろそかにはできない。
哲学者の鶴見俊輔さんの言葉を借りるなら、”雑談の役割“だろう。
『「今日は暑いですね」というのは言語交際であって、
村八分を避けるための便法でもあるが、
信義の確認だけにつきる会話は、友人をつくらない。
「今日は暑いですね」が加わって初めて、友人といえるように思う。』
(「図書」2007.6 より抜粋)
履歴書の趣味欄が、”雑談の役割“を担い、
リラックスして面接官と話し合えたら、面接も楽しいものになる。
転職活動の何処で”雑談の役割“が効いてくるかは定かでないが、
趣味欄といえど、考えて、そう、よく考えて記入したい。
ただ単に、「趣味:読書」だけではいただけない。
(K.K.)