「若い時の苦労は買ってでもしろ」ということわざをご存知だろうか。
若い時の苦労は、将来必ず良い結果をもたらすから、
避けたり、弱音を吐いたりせず、自分から進んで苦労するがよい、
という教えだ。
そういう意味で、デザインの学校を出たものの、
生産技術部門や機械設計、流通に配属されながら、
辛抱強く現場を見たことが、血となり肉となった、
著名な3人のデザイナーのことを紹介したい。
A氏は、鍋、釜の生産技術部門にて、
B氏は、ステンレスの機械設計部門にて、それぞれ辛抱し、
C氏は、不幸にして交通事故に遭うという不運に見舞われた。
彼らは、それぞれを天が与えた苦労と受けとめ、
辛抱強く何事にも耐えながら、転機を見出し、
転職するなどしながら自分の道を切り開き、
そして今日があるという意味で、努力の人達だ。
3年や5年、デザインではない別部門で基礎教育を受け、
再度、デザイン部門で活躍するようになることは、
長い目で見れば、確実に糧になるし、重要なことだ。
デザイン部門で働けないことを嘆くばかりでなく、
「苦労を買う」という逆転の発想もあることを忘れないように。
(K.K.)
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