東京の夏の風物詩、隅田川花火大会では、
約97万人の見物客が、今年も下町情緒を堪能した。
恒例の花火コンクールは、花火師の腕試しコンペからはじまる。
その企業の今後の業績にも影響するらしいから大変である。
ちなみに、今年の花火コンクールの結果は、
一位「アインシュタイン・光の方程式」、
二位「隅田川盛夏の夜桜」、そして三位が「あじさい」であった。
コンペを勝ち抜くためには、時代感覚、技術、コンセプト、デザイン、
色彩、ネーミング等、もろもろの要素が秀逸でなければならないことは、
いずれの世界も同じだ。
そこで、デザイナーの腕試しとして、
夏休みはデザインコンペに挑戦する事を勧めたい。
それは、参加することに意義を見出しながら、コンペを勝ち抜くための
上記もろもろの要素を考え、クリアするプロセスが勉強になるからである。
そして、たとえ選にもれても、応募したという事実を
堂々と貴君の職務経歴書に書こうではないか。
作品が無い、経験が無いでは転職活動のまな板にも載れないが、
コンペの応募プロセスは、考えようによっては自主学習であり、
十分キャリアに値すると私は思う。
近いところでは、地場産業とデザイナーとの現実的なコラボレーションを目指す
「デザインコンペティション海南 the final」がある。
http://www.kainan-design.jp
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